ご挨拶

突然やってくる死！ これは誰にでもいつか必ず訪れることです。
しかしこれまでは、無意識のうちに死を恐れ、避け、生前から葬儀について考える人はほとんどいませんでした。いざ死に直面し、動揺しながらも、形式的な儀式としてする葬儀は、送る人、あるいは送られる人にとって、はたして納得のいくものになっているでしょうか。

古代の遺跡から人骨が発掘され、そばから花の化石が見つかったという話があります。
葬送とか弔うという儀式や形式など何もなかった時代に、死者に供えた花。
その一輪にこめた気持ちこそ葬儀の原点と言えます。
現代の一般的な葬儀のスタイルが定着したのは、それほど昔のことではありません。
そして本当は、何の決まり事もないのです。

葬儀に関して法律的に決められている事は、死亡届と火（埋）葬許可申請だけです。
この2つをきちんとすれば、あとはその人なりの方法で死者を弔うことができるのです。
それでは、なぜ葬儀をするのでしょうか。
1つは、死者が迷わず安らかにあの世に行けるように冥福を祈るためです。
もう1つは残された遺族が死者との別れをきちんと理解して、気持ちの区切りをつけることです。

遺族にとってはつらい別れですが、葬儀をすることでしっかりと悲しみに浸り、 死を受け入れる事が大切です。さらに葬儀に集まる親戚や友人といった多くの 人々によって悲嘆が和らぎ、気持ちが慰められるようです。
以上のことを理解していれば、あとは自由に自分たちなりの葬儀を組み立てても、 今まで通りの葬儀でも、自分自身の考え方で自由に行うことができるのです。

最近、形式にとらわれていた葬儀のあり方に疑問を持ち、新しい考え方で行う人や、 原点に戻って行いたいという人が増えております。多くの人がするようにしていれば 無難ですし、又、世間とのつきあいから形をととのえる必要もあるでしょう。

しかし人生の全ての締めくくりでもある葬儀は、形式やしきたりにとらわれることなく、 その人らしいスタイルで行うこと、そして「心」に重きを置いた内容こそが大切なのでは ないでしょうか。
古代の人が、心をこめて供えた一輪の花のように・・・ 

喪主様のご希望をしっかりとお聴きして、１００％満足を実現すべく、全身全霊を尽くして、ご奉仕いたします。

株式会社ユニバースコーポレーション
代表取締役　飯田　正太郎
日本葬祭学院　斎司
厚生労働省認定　一級葬祭ディレクター

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